【問89】ビジネスマネジャー検定 練習問題|期末効果
人材育成と人事考課 問19/20難易度C(難しい)
問題文
人事考課における「期末効果」に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.評価者が自分自身を基準にして、自分の得意な分野では部下を厳しく、不得意な分野では甘く評価してしまう傾向
- 2.特定の項目間に因果関係があると思い込み、事実を確認せずに他の項目の評価を類推で決めてしまう傾向
- 3.評価期間全体を通じて評価すべきところ、評価時期に近い最近の出来事の印象に強く影響されてしまう傾向
- 4.部下との関係性を損ないたくない気持ちから、実態よりも評価を甘くつけてしまう傾向
解説
正解は選択肢3。期末効果とは、本来は評価期間全体を通じた言動や成果を対象に評価すべきところ、評価時期に近い最近の出来事の印象に強く影響されてしまう心理的な傾向を指す。期の前半にあった出来事が評価に反映されにくくなる点が問題となる。選択肢1は、評価者自身を基準として自分の得意な分野では厳しく、不得意な分野では甘く評価してしまう対比誤差の説明であり、時期による偏りとは異なる。選択肢2は、項目間に因果関係があると思い込み、事実確認をせずに他の項目の評価を類推で決めてしまう論理的誤差の説明である。選択肢4は、関係性を損ないたくない気持ちから評価全体を甘くしてしまう寛大化傾向の説明であり、時期の影響とは別の心理である。期末効果を避けるには、日頃からの記録に基づいて期間全体を振り返る姿勢が欠かせない。