【問90】ビジネスマネジャー検定 練習問題|評価結果を伝える面談の進め方
人材育成と人事考課 問20/20難易度B(標準)
問題文
人事考課の結果を部下に伝えるフィードバック面談におけるマネジャーの対応として、最も適切なものはどれか。
- 1.評価は人事部門が最終的に決定したものとして伝え、根拠を尋ねられた場合は人事部門に確認するよう促す
- 2.部下が納得しない項目については、その場で評価を引き上げて合意を得ることを優先する
- 3.評価の根拠となった具体的な事実を示して結果を伝え、部下の受け止めを確認したうえで次期の課題を共有する
- 4.改善が必要な点は意欲を損ねるため面談では触れず、次期の目標を提示することで間接的に気づかせる
解説
正解は選択肢3。評価結果を伝える面談では、日頃の観察に基づく具体的な事実を示しながら結果とその根拠を伝え、部下がその結果をどう受け止めたかを確認したうえで、次の期間に取り組む課題を共有することが望ましい。一方的な通告に終わらせず、対話を通じて納得感と次の行動につなげることが面談の狙いである。選択肢1は、根拠の説明を人事部門に委ねるとしているが、日頃の言動や成果を実際に観察して評価したのは直属のマネジャー自身であり、その根拠を自らの言葉で説明する責任がある。選択肢2は、納得が得られないことを理由にその場で評価を引き上げるとしているが、事実と評価基準に基づいて決めた結果を面談の場の合意形成のために動かせば、評価そのものの公正さが失われる。事実の誤りが判明した場合に所定の手続きで見直すこととは性質が異なる。選択肢4は、改善が必要な点に触れないとしているが、課題が明示されなければ部下は何を改めるべきかをつかめず、目標の提示だけで意図が正しく伝わるとは限らない。評価結果の伝達は、部下が次に何をすべきかを共有する場でもある。