【問87】ビジネスマネジャー検定 練習問題|厳格化傾向
人材育成と人事考課 問17/20難易度B(標準)
問題文
人事考課における「厳格化傾向」に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.実態よりも部下の評価を甘くつけてしまい、能力や成果の差が評価結果に反映されにくくなる傾向
- 2.評価者自身の得意分野を基準にして、それより劣る部下を実態以上に低く評価してしまう傾向
- 3.評価項目どうしに論理的なつながりがあると思い込み、一方が高いなら他方も高いはずだと推論して評価してしまう傾向
- 4.実態よりも評価を厳しくつけてしまい、達成できている部分についても低く評価してしまう傾向
解説
正解は選択肢4。厳格化傾向とは、部下の実態よりも評価を厳しくつけてしまい、達成できている部分についても低く評価してしまう心理的な傾向を指す。評価者自身の基準が高すぎたり、意図的に厳しく接しようとしたりすることが背景にある場合がある。選択肢1は、実態より評価を甘くつけてしまう寛大化傾向の説明であり、厳格化傾向とは逆方向の誤りである。選択肢2は、評価者自身の得意分野を基準に部下を低く評価してしまう対比誤差の説明であり、評価者自身との比較という点で厳格化傾向とは性質が異なる。選択肢3は、評価項目どうしに論理的な関連があると思い込んで一方から他方を推論してしまう論理的誤差の説明であり、評価が全体に厳しく振れることを指すものではない。厳格化傾向が強い評価者のもとでは、部下が正当な評価を得られず意欲を損なうおそれがある。