【問85】ビジネスマネジャー検定 練習問題|特定の印象に引きずられる評価のゆがみ
人材育成と人事考課 問15/20難易度B(標準)
問題文
ある評価項目で目立つ特徴を持つ部下について、他の評価項目まで同じ傾向で高く(あるいは低く)評価してしまう心理的な誤りを表すものはどれか。
- 1.中心化傾向
- 2.寛大化傾向
- 3.ハロー効果
- 4.期末効果
解説
正解は選択肢3。ある一つの評価項目で目立つ特徴(例えば学歴や特定の実績、第一印象など)を持つ部下について、その印象に引きずられ、本来は独立して判断すべき他の評価項目まで同じ方向に評価をゆがめてしまう現象をハロー効果という。目立つ特徴の良し悪しが、関連の薄い項目の評価にまで波及してしまう点が特徴である。選択肢1の中心化傾向は、優劣の差があるにもかかわらず評価を平均的な水準に集中させてしまう傾向であり、目立つ特徴に引きずられる現象とは異なる。選択肢2の寛大化傾向は、対立を避けたい気持ちなどから全体的に評価を甘くする傾向であり、特定項目への引きずられとは別の心理である。選択肢4の期末効果は、評価時期に近い出来事の印象を強く受ける傾向であり、項目間の波及とは性質が異なる。評価者は目立つ特徴と各評価項目を切り離して考える必要がある。