【問84】ビジネスマネジャー検定 練習問題|評価の客観性を高めるための取り組み
人材育成と人事考課 問14/20難易度B(標準)
問題文
人事考課において事実に基づく評価を行うためのマネジャーの行動として、最も適切なものはどれか。
- 1.評価期間を通じて部下の具体的な言動や成果を日常的に観察し、記録として残したうえで評価の根拠とする
- 2.評価直前に部下から自己申告を受けた内容をそのまま採用し、日頃の観察記録との照合は行わない
- 3.評価は日々部下と接するなかで自然に形づくられる総合的な印象に基づいて行えばよく、個々の言動を記録に残すことまでは要しない
- 4.評価の根拠となる記録は、部下の同僚からの伝聞情報のみに基づいて作成すればよい
解説
正解は選択肢1。評価の客観性と納得感を確保するには、評価期間を通じて部下の具体的な言動や成果を日常的に観察し、その内容を記録として残しておき、評価の根拠として用いることが基本となる。記録があることで、評価者は思い込みではなく事実に基づいて評価を組み立てられる。選択肢2は自己申告のみを採用し日頃の記録との照合を行わないとしており、申告内容の偏りをチェックできない点で不十分である。選択肢3は総合的な印象で足りるとして記録を不要としているが、印象だけに頼ると記憶に残りやすい出来事や目立つ特徴に評価が引きずられやすく、部下に根拠を説明することも難しくなる。選択肢4は同僚からの伝聞情報のみを根拠としており、伝聞は事実確認が不十分な場合があるため、単独の根拠としては信頼性に欠ける。日頃の観察と記録の積み重ねが、公正な評価の土台になる。