【問82】ビジネスマネジャー検定 練習問題|評価対象となる三つの視点の違い
人材育成と人事考課 問12/20難易度A(易しい)
問題文
人事考課における能力評価・情意評価・業績評価の区別に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.能力評価は一定期間の成果や達成度を、情意評価は職務遂行に必要な知識・技能の発揮度合いを、業績評価は規律性や協調性などの勤務態度をそれぞれ対象とする
- 2.能力評価は知識・技能などの発揮度合いを、情意評価は規律性や協調性などの勤務態度を、業績評価は一定期間の成果や達成度をそれぞれ対象とする
- 3.能力評価は上司への忠誠心の強さを、情意評価は部下の学歴や資格の保有状況を、業績評価は同僚からの人望の厚さをそれぞれ対象とする
- 4.能力評価は部下の性格や人柄を、情意評価は勤続年数の長さを、業績評価は担当している業務そのものの難易度をそれぞれ対象とする
解説
正解は選択肢2。人事考課では、職務遂行に必要な知識や技能の発揮度合いを見る能力評価、規律性・協調性・積極性・責任感といった勤務態度の側面を見る情意評価、一定期間における仕事の成果や目標の達成度を見る業績評価という、性格の異なる三つの評価要素を組み合わせて部下を捉える。選択肢1は三つの対象を一つずつずらして入れ替えたもので、成果や達成度を能力評価に、勤務態度を業績評価に割り当てている点が誤り。選択肢3は、能力評価の対象を上司への忠誠心、情意評価の対象を学歴や資格の保有状況としているが、忠誠心は職務遂行能力の発揮度合いではなく、学歴や資格は勤務態度ではなく属性情報であるため誤り。選択肢4は、能力評価の対象を性格や人柄、業績評価の対象を業務そのものの難易度としているが、いずれも本人の能力の発揮度合いや期間中の達成度を測るものではない。三要素を混同すると、例えば成果が出ていない部下の努力する姿勢を正しく評価できないなど、育成上の判断を誤りやすくなる。