【問80】ビジネスマネジャー検定 練習問題|任せる課題の水準の決め方
人材育成と人事考課 問10/20難易度C(難しい)
問題文
部下の成長を促すことを目的として業務を任せる際、その課題の水準の決め方として最も適切なものはどれか。
- 1.本人が確実にこなせる範囲だけを任せ、これまで経験したことのない要素は含めないようにする
- 2.現状の力量より少し高い水準の要素を含む課題を任せ、達成を通じてできることの幅を広げていく
- 3.水準が高いほど成長は速まるため、本人の現状とかけ離れた難度の課題ほど育成上の効果が大きい
- 4.課題の水準は本人の力量とは切り離し、その時々の部署の繁忙の度合いだけを基準に決めればよい
解説
正解は選択肢2。部下の現状の力量よりも少し高い水準の要素を含む課題を任せることで、本人は既に身についた力を土台としながら新しい経験を積むことができ、やり遂げた経験がそのまま自信とできることの幅の広がりにつながる。無理のない範囲で背伸びを求める水準設定が、育成を目的として業務を任せるときの基本となる。選択肢1は、既にできることの範囲だけを任せるもので、業務は滞りなく進むものの、本人にとって新たな学びが生まれにくく、成長の機会としては物足りない。選択肢3は、水準が高いほど効果が大きいとしているが、現状とかけ離れた課題は手がかりがないまま行き詰まりやすく、自信を失わせたり、業務そのものを滞らせたりするおそれがある。選択肢4は、繁忙の度合いだけを基準にするもので、その時々の人手の都合で水準が決まることになり、本人の成長という観点が抜け落ちてしまう。今の力量を見極めたうえで、少し先を求める水準を設定する視点が重要である。