【問77】ビジネスマネジャー検定 練習問題|指導スタイルの使い分け
人材育成と人事考課 問7/20難易度A(易しい)
問題文
部下に知識や手順を直接教える関わり方と、質問を通じて部下自身に考えさせ気づきを引き出す関わり方の使い分けについて、最も適切なものはどれか。
- 1.基礎知識が不足している段階では直接教える関わりが有効で、経験を積んだ段階では自ら考えさせる関わりが向いている
- 2.どちらの関わり方も引き出せる効果は同じであるため、部下の状況を見ずにマネジャーが慣れている一方だけを用いればよい
- 3.自ら考えさせる関わりは経験の浅い新人にこそ効果が大きく、経験を積んだ部下には直接教える関わりのほうが適している
- 4.直接教える関わりは部下の主体性を損なうため、基礎知識が不足している段階であっても用いるべきではない
解説
正解は選択肢1。業務の基礎知識や手順そのものを知らない段階では、まず直接教えることで判断の土台を築く関わりが有効であり、一定の知識や経験を積んだ段階では、質問を投げかけて部下自身に考えさせ、気づきを引き出す関わりのほうが本人の理解や主体性を深めやすい。両者は対立するものではなく、部下の習熟度に応じて使い分けるべきものである。選択肢2は、部下の状況を見ずに一方だけを用いればよいとしているが、習熟度によって適した関わり方が異なるため、同じ関わり方を続けると効果を得にくい場面が生じる。選択肢3は、新人と経験者への当てはめが逆になっている。考えさせる関わりは判断の材料となる知識や経験がある部下にこそ効果を発揮しやすく、基礎が不足している段階では直接教える関わりのほうが適している。選択肢4は、基礎知識が不足している段階でも直接教える関わりを用いるべきでないとしているが、手がかりのないまま試行錯誤を強いることになり、かえって本人の負担を大きくする。習熟度に応じた使い分けが、効果的な指導につながる。