【問74】ビジネスマネジャー検定 練習問題|育成計画の立て方
人材育成と人事考課 問4/20難易度B(標準)
問題文
部下の育成計画を実効性のあるものにするための考え方として、最も適切なものはどれか。
- 1.到達目標と時期の見通しを示したうえで、進み具合に応じて内容を見直していく
- 2.一度立てた計画は年度末まで変更せず、途中の状況にかかわらず当初の内容どおりに進める
- 3.到達目標は示さずに本人の取り組みに委ね、育成の方向づけも部下自身の判断だけに任せる
- 4.計画は文書に残さず、指導の内容はその都度の状況を見てマネジャーが決めることとする
解説
正解は選択肢1。育成計画は、何をどの程度まで身につけるかという到達目標と、それに向けた時期の見通しを示したうえで、進み具合や部下の状況に応じて内容を見直していくことで実効性を保てる。あらかじめ全てを固定的に決めきる必要はなく、状況変化への対応も計画運用の一部である。選択肢2は、途中経過にかかわらず当初計画を変えないとするもので、部下の理解度や業務状況の変化に対応できず、計画が形骸化する原因になりやすい。選択肢3は、到達目標を示さず方向づけまで部下任せにするもので、育成の方向性が定まらず、部下も何を目指せばよいか分かりにくくなる。選択肢4は、計画を文書に残さずその都度指導内容を決めるもので、記録がないために指導の一貫性が失われ、進み具合の振り返りも難しくなる。目標と見通しを持ちつつ柔軟に調整する姿勢が、育成計画を実際の成長につなげる鍵となる。