【問72】ビジネスマネジャー検定 練習問題|育成の成果の捉え方
人材育成と人事考課 問2/20難易度B(標準)
問題文
部下の育成に取り組む際の成果の見方について、マネジャーの考え方として最も適切なものはどれか。
- 1.当期の業績数値に表れた分だけを成果とみなし、業務の進め方の変化は成果として扱わない
- 2.成果が表れる時期は誰でもほぼ同じであるため、部下ごとに進み具合を確かめる必要はない
- 3.進み具合の確認は年度末の人事考課の場に委ね、期の途中では育成について取り上げない
- 4.身につくまでに時間を要する前提に立ち、仕事の進め方や判断の変化から進み具合を確かめていく
解説
正解は選択肢4。知識や技能、判断力が身につくまでには一定の時間がかかるため、育成の成果は短期間で明確な形になって表れるとは限らない。そのため、仕事の進め方が変わった、以前は相談が必要だった判断を自分で行えるようになったといった日常の変化を手がかりに進み具合を確かめ、必要に応じて関わり方を調整していく見方が求められる。選択肢1は、当期の業績数値に表れた分だけを成果とするもので、業績には数値以外の要因も影響するうえ、育成によって生じた行動面の変化を評価から外してしまう。選択肢2は、成果が表れる時期を一律と考えるもので、経験や理解の速さは部下ごとに異なるという前提を欠いている。選択肢3は、進み具合の確認を年度末まで先送りするもので、途中で軌道修正する機会を失い、方向がずれたまま期を終えるおそれがある。時間のかかる取り組みであることを踏まえつつ、観察できる変化で進み具合を捉える姿勢が育成を継続させる支えとなる。