【問71】ビジネスマネジャー検定 練習問題|人材育成が担う役割
人材育成と人事考課 問1/20難易度A(易しい)
問題文
マネジャーが自ら部下の育成に関わることの意味について、最も適切なものはどれか。
- 1.育成は人事部門の専管事項であり、現場のマネジャーは評価だけを担当すればよい
- 2.日々の業務の指示や進捗確認を通じて部下の力量や成長課題を最も把握しやすい立場にある
- 3.育成に時間を割くと自らの担当業務が滞るため、極力部下に任せず自分で処理すべきである
- 4.部下の能力は入社時点でほぼ固定されており、マネジャーの関わりによる伸びしろは小さい
解説
正解は選択肢2。マネジャーは日常の業務指示や進捗確認、成果物のやり取りを通じて部下の強みや弱み、成長課題を継続的に観察できる立場にあり、そこで得た情報をもとに育成を行えることが現場マネジャーによる人材育成の大きな意味となる。人事部門による研修制度の整備だけでは、個々の部下の実際の業務状況に即した育成は難しい。選択肢1は、育成を人事部門だけの役割とし、現場での日常的な関わりが育成に直結する点を見落としている。選択肢3は、育成への関与を業務の妨げとみなしており、部下の成長が中長期的にはチーム全体の生産性向上につながるという視点を欠いている。選択肢4は、能力は固定的であるとして育成の効果自体を否定しており、経験や指導によって能力が伸びるという育成の前提と矛盾する。マネジャーが育成に関わる姿勢は、部下の主体的な成長意欲にも影響を与える。