【問303】個人情報保護士 練習問題|ログ監視と監査証跡
情報セキュリティ 問123/130難易度A(易しい)
問題文
個人情報にアクセスしたログ(監査証跡)を記録し、定期的に確認する主な目的は何か。
- 1.従業員の勤務態度や作業効率を評価することが主目的である。
- 2.保存容量を問わず全ログを永久保存することが最優先である。
- 3.記録さえ残していれば、内容の点検や分析は不要である。
- 4.不正アクセスや異常な操作を検知するためである。
解説
正解
正解は選択肢4です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌誤り
人事評価への利用が主目的ではない。監査証跡の目的は安全管理措置としての監視と、事故時の追跡可能性の確保である。
選択肢2 → ❌誤り
記録・保管には容量や運用のコストが伴うため、対象の重要度に応じた取得範囲と保存期間の設計が必要。無制限の永久保存が目的ではない。
選択肢3 → ❌誤り
記録するだけでは異常に気づけない。定期的な確認・分析があって初めて不正の検知という目的が達せられる。
選択肢4 → ✅正解
誰がいつどの個人データに触れたかを残すことで、不正の早期発見と、事故発生時の原因究明・証拠確保が可能になる。安全管理措置として記録と定期的な確認が求められている。
背景知識
個人データを扱うシステムでは、誰がいつどの情報にアクセスしたかを後から追跡できる体制が求められる。個人情報保護委員会のガイドラインでは、安全管理措置の一環として、システムの利用状況の記録を残し、それを定期的に確認することが挙げられている。記録があれば、漏えい等の事案が起きた際に影響範囲と原因を特定できる。逆に記録がなければ、何が持ち出されたかすら説明できない。
学習アドバイス
ログは「取ること」と「見ること」が別の作業だと押さえておく。漏えい等が生じた際には原因の究明と再発防止が求められるため、追跡できる記録の有無が対応の質を左右する。
まとめ
- 監査証跡は不正アクセスや異常操作の検知に用いる
- 漏えい等が起きた際の原因究明・影響範囲特定に不可欠
- 記録するだけでなく定期的な確認・分析までが一体の対策