【問3】マイナンバー実務検定3級 練習問題|番号法制定の背景
番号法の概要 問3/40難易度A(易しい)
問題文
番号法の制定背景に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.個人番号の利用により、すべての行政分野でデータベースを統合し、一元管理することが目的である
- 2.複数機関に存在する同一人の情報の照合・確認を効率化することが目的である
- 3.民間事業者の顧客管理を効率化することが主たる目的である
- 4.国民すべての氏名を記録するための新しい戸籍制度を構築することが目的である
解説
正解
正解は選択肢2です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌誤り
番号法はデータベースの一元管理ではなく、各行政機関が個別に保有する情報を「分散管理」しつつ、必要に応じて連携できる仕組みを採用しています。一元管理は採用されていません。
選択肢2 → ✅正解
番号法は、国民一人一人に固有の番号(個人番号)を付与することで、複数機関にわたる同一人の情報の照合・確認を効率化することを目的としています。これは番号法1条の趣旨と整合します。
選択肢3 → ❌誤り
番号法は行政事務の効率化を主目的としており、民間事業者の顧客管理は目的ではありません。民間事業者の利用は税や社会保障の事務に関連する範囲に限定されます。
選択肢4 → ❌誤り
番号法は戸籍制度の構築を目的としていません。戸籍は別途、戸籍法によって管理される制度です。
背景知識
番号法制定以前は、住民票コード、年金番号、健康保険被保険者番号、納税者番号などが各行政機関で別々に運用されており、同一人の情報を照合する作業に時間とコストがかかっていました。番号法はこの非効率を解消し、各機関に分散して管理されている情報を「同じ人」のものとして照合できる仕組みを導入したものです。一元管理ではなく分散管理を採用した点が特徴で、情報漏えいリスクの低減にも寄与しています。
学習アドバイス
「分散管理」と「一元管理」の違いを正確に理解することが重要です。番号法は「分散管理+情報連携」の仕組みです。
まとめ
- 番号法は同一人の情報照合を効率化する目的
- 一元管理ではなく分散管理を採用
- 各機関の情報を必要に応じて連携可能