【問182】個人情報保護実務検定 練習問題|GDPRの基本
実務・関連法 問22/40難易度A(易しい)
問題文
GDPR(EU一般データ保護規則)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.GDPRはEU加盟国の事業者にのみ適用される
- 2.GDPRは域外適用の規定があり、EU域外の事業者にも適用される場合がある
- 3.GDPRは制裁金の規定がない
- 4.GDPRと日本の個人情報保護法に内容上の関連性は全くない
解説
正解
正解は選択肢2です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌誤り
GDPRは域外適用の規定(3条2項)があり、EU域外の事業者でもEU内の個人にデータを取り扱う場合は適用対象となります。
選択肢2 → ✅正解
GDPR3条2項は、(1)EU域内のデータ主体に対する商品・サービスの提供、(2)EU域内のデータ主体の行動の監視、を行う場合、EU域外の管理者・処理者にも適用される旨を定めています。
選択肢3 → ❌誤り
GDPRには厳格な制裁金規定があり、違反内容に応じて最大2000万ユーロまたは全世界年間売上高の4%のいずれか高い方が科されます。
選択肢4 → ❌誤り
日本はGDPRの「十分性認定」を受けており、日本の個人情報保護法はGDPRと内容上の関連性があり、整合性が確保されています。
背景知識
GDPR(General Data Protection Regulation)は2018年5月に施行されたEUの個人データ保護規則で、(1)厳格な同意要件、(2)データ主体の権利強化(アクセス権・消去権・データポータビリティ権等)、(3)データ保護責任者(DPO)の選任、(4)域外移転規制、(5)厳格な制裁金、(6)域外適用、を特徴とします。日本はGDPRの十分性認定を相互に受けており、日EU間の個人データの自由な移転が可能となっています。日本企業もEU市場で事業を展開する場合、GDPRの遵守が求められます。
学習アドバイス
GDPRは「域外適用」「制裁金(4% or 2000万ユーロ)」「日本の十分性認定」の3つを覚えましょう。
まとめ
- GDPRは域外適用あり
- 制裁金は最大2000万ユーロ等
- 日本は十分性認定を受けている