【問179】個人情報保護実務検定 練習問題|認定団体と委員会のガイドライン
実務・関連法 問19/40難易度C(難しい)
問題文
認定個人情報保護団体の指針と個人情報保護委員会のガイドラインに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
- 1.委員会のガイドラインと認定団体の指針が抵触する場合、指針が優先する
- 2.委員会のガイドラインも認定団体の指針も法律と同じ拘束力を持つ
- 3.委員会のガイドラインを補完する形で認定団体が業界向け指針を策定することが多い
- 4.認定団体の指針は委員会のガイドラインよりも事業者の負担を軽減することができる
解説
正解
正解は選択肢3です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌誤り
委員会のガイドラインを下回る内容の指針は認められず、ガイドラインを補完・補強する形で指針が定められます。
選択肢2 → ❌誤り
ガイドラインも指針も、それ自体は法律ではありませんが、ガイドラインは法律解釈の基準として実質的な拘束力を持ち、指針は自主規制ルールとして対象事業者を拘束する側面があります。
選択肢3 → ✅正解
認定団体の指針は、業界の特性に応じて委員会のガイドラインを補完する形で策定されることが一般的です。法律やガイドラインを下回ることはできませんが、より具体的・実践的な内容を含めることができます。
選択肢4 → ❌誤り
指針はガイドラインを下回る基準を定めることはできず、事業者負担を軽減するために緩和することはできません。
背景知識
個人情報保護に関する規範は階層構造になっており、(1)法律(最上位)、(2)政令・規則、(3)委員会のガイドライン(一般法解釈)、(4)認定団体の個人情報保護指針(業界特性に応じた補完規範)の順に位置付けられます。委員会のガイドラインには「通則編」「外国にある第三者への提供編」「第三者提供時の確認・記録義務編」「仮名加工情報・匿名加工情報編」等があり、すべての事業者の解釈基準となります。認定団体の指針はこれを業界特性に応じて具体化し、医療、金融、不動産等それぞれの実情に応じた取扱いルールを定めます。
学習アドバイス
法律>政令・規則>ガイドライン>指針の階層を理解しましょう。指針はガイドラインを補完するもので、緩和はできません。
まとめ
- 委員会ガイドラインは法律解釈基準
- 認定団体指針は業界向け補完
- 指針はガイドラインを下回れない