【問159】個人情報保護実務検定 練習問題|加工方法等情報の安全管理
本人の権利・漏えい対応 問39/40難易度C(難しい)
問題文
仮名加工情報・匿名加工情報の加工方法等情報の安全管理について、最も適切なものはどれか。
- 1.加工方法等情報の漏えいを防ぐため、安全管理措置を講じる必要がある
- 2.加工方法等情報は加工後は不要となるため、廃棄せず公開してもよい
- 3.加工方法等情報は事業者の自由な判断で管理してよく、安全管理は不要である
- 4.加工方法等情報は委員会に提出する義務があり、事業者が保管する必要はない
解説
正解
正解は選択肢1です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅
規則35条等により、事業者は加工方法等情報(仮名加工/匿名加工に係る削除した記述等および加工方法に関する情報で、復元の手がかりとなり得るもの)の漏えいを防ぐため、組織的・人的・物理的・技術的安全管理措置を講じる必要がある。
選択肢2 → ❌
加工方法等情報は復元の手がかりとなるため、漏えい防止の安全管理が必須。
選択肢3 → ❌
法令上の安全管理義務がある。
選択肢4 → ❌
委員会への提出義務はなく、事業者が安全に保管する必要がある。
背景知識
加工方法等情報とは、加工により削除した氏名・連絡先等の元情報や、置換ルール(識別子→ID変換マッピング表等)が含まれ、これが漏えいすると加工情報の復元が容易になる。よって厳格な安全管理が要求される。具体的には(1)アクセス制御(限定された担当者のみ)、(2)暗号化保管、(3)物理的隔離(加工情報とは別場所で保管)、(4)アクセスログ記録、(5)担当者研修、等が必要。安全管理は加工情報自体(仮名加工/匿名加工)と加工方法等情報の双方に対して必要で、特に後者の漏えいは加工効果を無効化するため重大。
学習アドバイス
「加工方法等情報=復元の鍵」と理解。元情報・マッピング表の安全管理が加工制度の生命線。
まとめ
- 加工方法等情報の安全管理は法定義務
- 漏えいで加工効果が無効化される重要情報
- アクセス制御・暗号化等の措置が必要