【問152】個人情報保護実務検定 練習問題|匿名加工情報の定義
本人の権利・漏えい対応 問32/40難易度A(易しい)
問題文
匿名加工情報の定義について、最も適切なものはどれか。
- 1.特定の個人を識別することができないように個人情報を加工し、当該個人情報を復元することができないようにした情報
- 2.氏名のみを削除した情報で、他の情報と組み合わせれば本人特定が可能な情報
- 3.暗号化により復号鍵を持つ者にのみ閲覧できる情報
- 4.匿名で投稿された口コミ情報
解説
正解
正解は選択肢1です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅
2条6項により、匿名加工情報とは、特定の個人を識別することができないように個人情報を加工し、当該個人情報を復元することができないようにした情報をいう。仮名加工と異なり、他の情報との照合でも本人特定が不可能。
選択肢2 → ❌
これは仮名加工情報に近い性質。匿名加工は照合でも特定不可。
選択肢3 → ❌
暗号化と匿名加工は異なる概念。暗号化は鍵で復元可能。
選択肢4 → ❌
匿名投稿は加工概念ではない。匿名加工情報は加工により非識別化された情報。
背景知識
匿名加工情報は法27条等で詳細に規定され、第三者提供が可能な点で仮名加工情報と大きく異なる。加工基準(規則34条)として、(1)特定の個人を識別できる記述等の削除、(2)個人識別符号の全部削除、(3)情報を相互に連結する符号の削除、(4)特異な記述等の削除、(5)個人情報DBの性質を踏まえたその他必要な措置、が定められる。事業者は匿名加工情報の作成時に項目を公表し、第三者提供時に項目と提供方法を公表する義務がある。本人の同意なしで第三者提供できるが、識別行為(誰のデータか特定する行為)は禁止される。
学習アドバイス
「復元不可」が匿名加工の核となる要件。仮名加工との違い(照合可能性)を確実に区別しよう。
まとめ
- 匿名加工は復元不可までの加工(2条6項)
- 第三者提供可(仮名加工と決定的な違い)
- 加工基準は規則34条で詳細規定