【問150】個人情報保護実務検定 練習問題|漏えい報告と社内体制
本人の権利・漏えい対応 問30/40難易度C(難しい)
問題文
漏えい等の発生に備える社内体制の整備について、最も適切なものはどれか。
- 1.事業者は対応フロー・連絡体制・責任者を事前に整備しておくべきである
- 2.漏えい対応は事案発生後に検討すれば足り、事前の体制整備は不要である
- 3.漏えい対応は法務部が対応するもので、現場の従業員が知っておく必要はない
- 4.漏えい対応は外部の弁護士に全て任せるべきで、社内体制は不要である
解説
正解
正解は選択肢1です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅
速報3〜5日、確報30日(不正60日)の厳格な期限を遵守するためには、事案発生時の初動対応・社内連絡・報告・本人通知のフローを事前に整備しておく必要がある。安全管理措置(23条)の組織的安全管理措置にも含まれる。
選択肢2 → ❌
事案発生後に検討では時間的に間に合わない。事前整備が不可欠。
選択肢3 → ❌
現場で発生する事案を法務部が知るには現場の通報が必要。全従業員の理解が前提。
選択肢4 → ❌
外部弁護士は補助的な役割で、社内の判断・対応体制が前提となる。
背景知識
漏えい対応体制の例:(1)漏えい等発生時の責任者(CISO等)の指名、(2)社内連絡フロー(発見者→上長→情報セキュリティ部→法務→経営陣)、(3)初動対応マニュアル(被害拡大防止、証拠保全、原因調査)、(4)報告書テンプレート、(5)本人通知のテンプレート、(6)プレスリリース対応、(7)外部関係者(委員会、警察、弁護士)連絡先リスト、(8)再発防止策の検討プロセス、等。これらは安全管理措置(23条)の組織的安全管理措置として位置づけられ、ガイドラインでも整備が推奨される。定期的な訓練・見直しも重要。
学習アドバイス
3〜5日の速報期限を遵守するには事前準備が不可欠。組織的安全管理措置の一環として理解しよう。
まとめ
- 事前のフロー・体制整備が報告期限遵守の前提
- 組織的安全管理措置の一環
- 定期訓練・見直しも重要