【問134】個人情報保護実務検定 練習問題|訂正請求への対応
本人の権利・漏えい対応 問14/40難易度B(標準)
問題文
事業者が訂正請求を受けた場合の対応について、最も適切なものはどれか。
- 1.利用目的の達成に必要な範囲内で調査し、訂正等を行うか否か決定し、本人に通知する
- 2.事業者は本人の請求内容に従い、調査せずに訂正を実行する
- 3.事業者は訂正請求に対して何もしなくてもよく、本人に通知する義務もない
- 4.事業者は訂正を行ったか否かにかかわらず、本人に対して理由を一切説明する必要がない
解説
正解
正解は選択肢1です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅
34条2項により、事業者は訂正請求があった場合、利用目的の達成に必要な範囲内で必要な調査を行い、結果に基づいて訂正等を行う。34条3項により、訂正等を行ったとき、または訂正等を行わない旨の決定をしたときは、遅滞なくその旨(訂正の場合は内容も含む)を本人に通知する。
選択肢2 → ❌
事業者は事実関係の調査を行う必要があり、本人の主張のまま訂正する義務はない。
選択肢3 → ❌
調査義務・通知義務があり、何もしなくてよいわけではない。
選択肢4 → ❌
訂正等を行わない決定をしたときは、その理由を本人に通知する必要がある(34条3項)。
背景知識
34条の対応プロセスは、(1)請求受付、(2)本人確認、(3)事実関係の調査、(4)訂正・追加・削除の判断、(5)本人への通知、という流れになる。「利用目的の達成に必要な範囲内」という調査範囲の制約があり、事業者は無制限の調査を求められるわけではない。訂正を行わない決定をした場合は、その理由(事実と認められない、利用目的との関係で訂正の必要がない等)を通知する。理由通知は本人が次の行動(裁判提起等)を取るために重要。
学習アドバイス
「調査→判断→通知」の3ステップを覚えよう。理由通知義務(不訂正の場合も)も重要。
まとめ
- 事業者は調査義務(利用目的達成に必要な範囲内)
- 訂正実施・不実施いずれも本人に通知義務
- 不訂正の場合は理由も通知