【問108】個人情報保護実務検定 練習問題|法令に基づく提供
安全管理・第三者提供 問28/40難易度B(標準)
問題文
27条1項1号「法令に基づく場合」に該当しないものはどれか。
- 1.刑事訴訟法に基づく警察からの捜査関係事項照会
- 2.弁護士法23条の2に基づく弁護士会照会
- 3.民事訴訟法に基づく裁判所からの調査嘱託
- 4.取引先からの口頭による情報提供依頼
解説
正解
正解は選択肢4です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌
刑事訴訟法197条2項に基づく捜査関係事項照会は法令に基づく照会の典型です。
選択肢2 → ❌
弁護士法23条の2に基づく弁護士会照会も法令に基づく照会です。
選択肢3 → ❌
民事訴訟法186条等に基づく調査嘱託も法令に基づく照会です。
選択肢4 → ✅
取引先からの口頭依頼は法令上の根拠を持たず、本人同意なき第三者提供は原則不可です。
背景知識
27条1項1号「法令に基づく場合」とは、法律及びこれに基づく命令(政令・省令・告示)、条例の具体的規定により、提供義務または提供を許容する規定がある場合を指します。代表例は捜査関係事項照会(刑訴法)、弁護士会照会(弁護士法)、調査嘱託(民訴法)、税務当局の質問検査権(税法)、感染症届出義務(感染症法)、児童虐待通告(児童虐待防止法)などです。「契約に基づく」「業界慣行」「相手方の合理的要請」などは法令上の根拠とはならず、本人同意なく提供すれば違法となります。
学習アドバイス
「法令」とは具体的法律規定のことで、慣行・契約・取引先要請は含まれない、と明確に区別しましょう。
まとめ
- 法令=法律・命令・条例の具体規定
- 捜査照会・弁護士会照会・調査嘱託等
- 取引慣行や口頭依頼は含まれない