【問14】個人情報保護実務検定 練習問題|階層構造の理解
個人情報保護法の基礎 問14/40難易度B(標準)
問題文
個人情報・個人データ・保有個人データの関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.個人情報>個人データ>保有個人データの順に範囲が狭くなる
- 2.個人データ>個人情報>保有個人データの順に範囲が狭くなる
- 3.保有個人データ>個人データ>個人情報の順に範囲が狭くなる
- 4.3つの概念は互いに独立しており、包含関係はない
解説
正解
正解は選択肢1です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅正解
個人情報⊃個人データ⊃保有個人データの順に範囲が狭くなります。最も広い概念が個人情報、最も狭い概念が保有個人データです。
選択肢2 → ❌誤り
個人データは個人情報の一部であり、個人データの方が広いということはありません。
選択肢3 → ❌誤り
保有個人データは個人データの一部であり、最も狭い概念です。順序が逆です。
選択肢4 → ❌誤り
3つの概念は明確な包含関係を持ち、独立した別概念ではありません。
背景知識
個人情報保護法は3つの階層的概念を用いて、事業者の義務内容を段階的に規定しています。「個人情報」段階では取得・利用に関する義務(17条~21条)、「個人データ」段階では安全管理・委託先監督・第三者提供等の義務(22条~30条)、「保有個人データ」段階では本人からの開示・訂正・利用停止等の請求対応義務(32条~40条)が課されます。階層が下がる(範囲が狭くなる)ほど、本人保護が手厚くなるよう設計されています。例えば、紙の名刺1枚(データベース化されていない)は個人情報ですが個人データではないため、安全管理義務は軽減されます。
学習アドバイス
3つの概念の包含関係と、各段階で課される義務を整理して覚えましょう。表にして「個人情報→利用目的・取得」「個人データ→安全管理・第三者提供」「保有個人データ→開示・訂正請求」と紐付けると効率的です。
まとめ
- 個人情報⊃個人データ⊃保有個人データ
- 範囲が狭くなるほど本人保護が手厚い
- 各段階で異なる義務が課される