【問216】eco検定 練習問題|鉱物資源採掘による環境破壊
いま地球で起きていること 問21/23難易度A(易しい)
問題文
スマートフォン、バッテリー、太陽光パネルに使われるレアメタルやコバルトの採掘が、採掘地域で深刻な環境問題をもたらしています。採掘活動に伴う主な悪影響として最も適切なものはどれか。
- 1.採掘廃棄物により土壌と地下水が汚染され、飲料水源が失われる。
- 2.採掘地の降水量が大幅に増加し、洪水リスクが高まる見込みである。
- 3.採掘により周辺の野生動物個体数が短期間で増加し、生態系が豊かになる。
- 4.鉱物採掘により地殻が安定化し、採掘地周辺の地震活動が完全に停止する。
解説
正解
正解は選択肢1です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ✅正解
鉱山開発は大規模な土地改変を伴い、鉱滓(選鉱くず)や排水からの重金属・化学物質の漏出によって土壌汚染と地下水汚染が生じる。
選択肢2 → ❌誤り
採掘活動が地域の降水量を大きく増やす関係はない。むしろ選鉱や排水処理での大量取水による水枯渇が問題となる。
選択肢3 → ❌誤り
採掘は生息地の破壊と分断をもたらし、周辺の野生動物の個体数はむしろ減少する。
選択肢4 → ❌誤り
掘削や坑道化は地盤沈下や誘発地震の要因になりうるものであり、地震活動が完全に止まることはない。
背景知識
コンゴ民主共和国は世界最大のコバルト産出国で、2024年には世界の鉱山生産の約76%を占めた。採掘現場では鉱滓や粉じんによる重金属汚染、手掘り採掘に伴う労働問題が指摘されている。電気自動車や再生可能エネルギー設備の普及で需要はさらに拡大する見込みであり、採掘圧力は今後も高まる。
学習アドバイス
「脱炭素技術は環境に優しい」という印象だけで終わらせず、原材料を採掘する段階の環境負荷まで見る視点が問われる。
まとめ
- 採掘は土壌・地下水の汚染をもたらす
- 採掘地域の飲料水源が脅かされる
- グリーン技術の原料確保と環境破壊のジレンマがある