【問201】eco検定 練習問題|個体群の成長曲線
地球の基礎知識と生態系 問19/27難易度B(標準)
問題文
環境抵抗がはたらかない理想的な条件下で、生物の個体群が示す成長パターンはどれか。
- 1.収容力に向かって頭打ちになるS字型曲線
- 2.対数関数的に緩やかになる成長曲線
- 3.一定周期で増減を繰り返す振動曲線
- 4.指数関数的に増えるJ字型曲線
解説
正解
正解は選択肢4です。
各選択肢の解説
選択肢1 → ❌誤り
S字型(ロジスティック)曲線は、餌不足や捕食などの環境抵抗がはたらく現実的な条件での成長。環境収容力に近づくにつれて増加が鈍る形であり、環境抵抗がない条件の姿ではない。
選択肢2 → ❌誤り
対数関数型は増加が次第に緩やかになる形で、無制限に増殖する姿とは逆。個体群成長の基本モデルはJ字型(指数成長)とS字型(ロジスティック成長)の2つ。
選択肢3 → ❌誤り
周期的な振動は捕食者と被食者の関係など特定の条件下で見られる現象であり、環境抵抗がない条件での成長パターンを表すものではない。
選択肢4 → ✅正解
環境抵抗がない条件では個体数が指数関数的に増え、グラフは急激に立ち上がるJ字型になる。現実には資源の枯渇などにより、この成長はいずれ必ず頭打ちになる。
背景知識
個体群の成長には2つの基本パターンがあります。捕食・餌不足・病気といった環境抵抗がない理想的な条件では、個体数は指数関数的に増加し、グラフは急に立ち上がるJ字型になります。一方、環境抵抗がはたらく現実の条件では、環境収容力に近づくにつれ増加が鈍り、S字型(ロジスティック曲線)になります。自然界の個体群は、増え始めの時期だけJ字型に近い動きを見せることがあります。
学習アドバイス
「環境抵抗がない/無制限」という条件キーワードに注目。この条件ならJ字型、収容力で頭打ちならS字型と機械的に振り分けられます。
まとめ
- J字型曲線は環境抵抗がない条件での指数関数的な増加を示す
- S字型(ロジスティック)曲線は環境抵抗がある現実的な成長パターン
- 2つのパターンは環境抵抗の有無と環境収容力の有無で区別される