【問198】eco検定 練習問題|開発途上国との取引のあり方
各主体の役割(企業の環境経営・行政・市民・金融) 問16/27難易度B(標準)
問題文
フェアトレードの考え方に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.開発途上国からの輸入品に対し、先進国が政府間の取決めで低い関税を適用する貿易上の制度である。
- 2.開発途上国の生産者が公正な対価を得られるよう取引条件を整え、生産者の生活向上を図る考え方である。
- 3.輸入品にかかる関税を撤廃することで、価格の安さを最優先に取引を進めようとする仕組みである。
- 4.生産地から消費地までの輸送距離をできるだけ短くすることを目的とした貿易上の取り決めである。
解説
正解は2。フェアトレードは、開発途上国で作られたコーヒーやカカオなどの原料や製品について、生産者が公正な対価を継続的に得られるよう取引条件を整え、生産者やその家族の生活の向上、地域社会の発展につなげようとする貿易のあり方である。消費者が対象商品を選んで購入することが、この仕組みを支える力にもなる。
1は誤り。政府間の取決めによって関税率を低くする貿易制度とは別のものであり、フェアトレードは民間の取引条件のあり方として広がってきた考え方である。3は誤り。関税の撤廃や価格の安さを最優先にする仕組みではなく、むしろ生産者が不当に安い対価しか得られない状況を改善しようとする考え方である。4は誤り。輸送距離を短くすることを直接の目的とした取決めではなく、遠方の生産者との取引条件を公正にすることに主眼がある。
生産者側の生活や地域社会に目を向けた貿易のあり方だという点で、地産地消などの地域内での取組とは異なる角度から消費者の選択を支えている。