【問194】eco検定 練習問題|民間の非営利組織が果たす役割
各主体の役割(企業の環境経営・行政・市民・金融) 問12/27難易度B(標準)
問題文
環境分野におけるNPOやNGOが果たす役割に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.法律の制定や改正を単独で決定する権限を持ち、行政に代わって政策を確定させる立場にある。
- 2.現場に根ざした専門性や情報を活かし、行政や企業への働きかけや協働を通じて環境保全を進める。
- 3.活動資金の性質上、企業からの寄付や協力を受け入れることはできない位置づけとされている。
- 4.国際的な条約の締結権を持ち、政府に代わって他国との交渉を行う主体として位置づけられる。
解説
正解は2。NPOやNGOは、特定の地域や分野に長く関わることで培った現場に根ざした専門性や情報を持っており、それを活かして行政への政策提言や企業への働きかけを行ったり、行政・企業と協働で環境保全活動を進めたりする役割を担っている。行政や企業とは異なる立場からの視点を持ち込める点が強みとなる。
1は誤り。法律の制定や改正を決定する権限は立法にあたる機関が持つものであり、NPOやNGOが単独でこれを確定させる立場にはない。3は誤り。NPOやNGOの活動資金には会費や寄付などさまざまな形があり、企業からの寄付や協力を受け入れること自体は否定されていない。4は誤り。国際条約の締結は各国政府が行うものであり、NPOやNGOが政府に代わって交渉を行う主体として位置づけられているわけではない。
NPOやNGOは「決定する主体」ではなく「働きかけ、つなぎ、動かす主体」として理解しておくと、行政や企業との役割の違いを整理しやすい。