【問192】eco検定 練習問題|公害防止協定の位置づけ
各主体の役割(企業の環境経営・行政・市民・金融) 問10/27難易度B(標準)
問題文
地方公共団体と事業者との間で結ばれる公害防止協定に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.法令による規制を補う役割を担い、地域の実情に応じて法令が定めていない事項を盛り込むこともある。
- 2.国が全国一律の様式で締結する制度であり、地域ごとの事情は内容に反映されない仕組みとされる。
- 3.法令で定められた規制の水準を引き下げることを目的として結ばれ、事業者の負担軽減を図るものとされる。
- 4.締結した事業者に国が補助金を交付する制度であり、公害防止の取組を促す資金支援の枠組みである。
解説
正解は1。公害防止協定は、地方公共団体(場合によっては地域の住民組織)と事業者との間で取り交わされる約束であり、法令による規制を補う役割を担っている。地域の環境の状況や事業所の実態に応じて、法令が直接の対象としていない事項や、より踏み込んだ内容が盛り込まれることもある点に特徴がある。
2は誤り。協定の内容は地域の環境の状況や事業所ごとの実態に応じて個別に取り決められるものであり、国が全国一律の様式で締結する制度ではない。3は誤り。法令が定める規制の水準を引き下げて事業者の負担を軽くするための仕組みではなく、むしろ法令の規制を補い、地域の実情に応じた取組を求める性格のものである。4は誤り。補助金の交付を受けるための制度ではなく、地方公共団体と事業者が公害の防止について取り決めを行う仕組みである。
法令に基づく一律の規制と、当事者間の合意によって成り立つ地域ごとの取り決めという、性格の違いを押さえておきたい。