【問191】eco検定 練習問題|国と地方公共団体の環境行政
各主体の役割(企業の環境経営・行政・市民・金融) 問9/27難易度B(標準)
問題文
環境政策における国と地方公共団体の役割分担に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.国が地域ごとの実情に応じた個別施策まで定め、地方公共団体はその内容を実施する立場にとどまるとされる。
- 2.地方公共団体は環境政策の担い手には含まれず、環境に関する取組は国と企業との間で進められるとされる。
- 3.国が全国的な基本的枠組みを定め、地方公共団体が地域の実情に応じて条例による上乗せや横出しを行う。
- 4.環境基準は地方公共団体がそれぞれ独自の考え方で定めるものであり、国は全国共通の基準を示す立場にない。
解説
正解は3。環境政策においては、国が全国共通の法律や環境基準といった基本的な枠組みを定め、地方公共団体がそれぞれの地域の自然環境や産業構造などの実情に応じて、条例によってより厳しい基準を課す「上乗せ」や、対象範囲を広げる「横出し」といった施策を加えていくという役割分担がとられている。
1は誤り。国が個別施策の細部まで定め地方公共団体はそれを実施するだけという一方通行の関係ではなく、地域に応じた施策を自ら加えていく余地が地方公共団体には認められている。2は誤り。地方公共団体は条例の制定や地域の計画づくりなどを通じて、環境政策に主体的に関与する立場にある。4は誤り。環境基準は国が全国的な目安として定めるものであり、地方公共団体はこれを踏まえて対応する関係にあるため、国が基準を示す立場にないとする点が誤りである。
国が土台を作り、地方公共団体が地域の実情に合わせて肉付けをするという二層構造を理解しておくと、条例や地域計画に関する話題を整理しやすくなる。