【問189】eco検定 練習問題|グリーンボンドという仕組み
各主体の役割(企業の環境経営・行政・市民・金融) 問7/27難易度C(難しい)
問題文
企業や自治体などが発行する債券のうち、「グリーンボンド」と呼ばれるものの仕組みについての説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.発行体が調達した資金の使いみちを環境分野の事業に限定して発行する債券であり、投資家はその点を踏まえて投資を判断できる。
- 2.他の一般的な債券と異なり、発行体が調達した資金の使いみちを明らかにしないまま発行する点に特徴があるとされる仕組みである。
- 3.環境分野の事業を主力とする企業に発行が限られており、それ以外の業種の企業には認められていないとされる仕組みである。
- 4.調達した資金は環境分野の事業に限らず、発行体のあらゆる事業に自由に充当することが前提とされている仕組みである。
解説
正解は1。グリーンボンドは、発行体が調達した資金の使いみちを再生可能エネルギーの導入や省エネルギー化といった環境分野の事業に限定することを掲げて発行する債券であり、投資家は資金がその分野に充てられることを踏まえて投資を判断できる点に特徴がある。2は、資金の使いみちを明らかにしないまま発行するとしており、使途を明示したうえで発行するというこの仕組みの特徴と正反対である。3は、発行できるのが環境分野の事業を主力とする企業に限られるとしており、業種を問わず発行体が使途を環境分野に限定して発行できる仕組みであることを見落としている。4は、資金をあらゆる事業に自由に充当できるとしており、使途を環境分野の事業に限定するという最大の特徴を否定してしまっている。この仕組みを理解しておくと、資金の流れを通じて環境分野の事業を後押しする金融の役割を整理しやすくなる。