【問188】eco検定 練習問題|ESG投資という考え方
各主体の役割(企業の環境経営・行政・市民・金融) 問6/27難易度B(標準)
問題文
投資先を選ぶ際の考え方の一つである「ESG投資」についての説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.この考え方は、財務の判断が難しい局面に限って例外的に用いられる補助的な手法にとどまり、主流の投資判断とは位置づけられていない。
- 2.この考え方は、環境や社会への配慮を重視するあまり、投資先の財務状況や収益性を判断材料から除外することを前提とした考え方である。
- 3.この考え方は、投資家ではなく発行体である企業自身が、自社の信用力の格付けを決定するための内部的な仕組みを指すものであるとされる。
- 4.この考え方は、財務情報に加え環境・社会・ガバナンスの要素も投資判断に組み込み、企業の中長期的な持続性を評価しようとするものである。
解説
正解は4。ESG投資は、財務情報に加えて環境・社会・企業統治(ガバナンス)に関する要素を投資判断に組み込むことで、企業の中長期的な持続性やリスクを評価しようとする考え方である。1は、例外的・補助的な手法にすぎないとしており、投資判断の中で位置づけを広げつつある考え方であることを過小に評価している。2は、財務状況や収益性を判断材料から除外するとしており、財務情報に加えて環境・社会・ガバナンスの要素を組み込むという趣旨とは異なる。3は、投資家の判断ではなく発行体自身が自社の格付けを決める内部的な仕組みとしており、投資家が投資先を評価するための考え方であるという性格を取り違えている。この考え方を理解しておくと、資金の流れが企業の環境や社会への配慮を後押しする一因になっていることを整理しやすくなる。