【問184】eco検定 練習問題|企業の社会的責任という考え方
各主体の役割(企業の環境経営・行政・市民・金融) 問2/27難易度B(標準)
問題文
企業の社会的責任(CSR)についての説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.CSRとは、企業が法令や行政の定める基準を守ることを指す用語であり、その範囲での対応をもって責任を果たしたとみる考え方である。
- 2.CSRとは、本業とは切り離して行う寄付や社会貢献活動を指す用語であり、その実施状況によって責任の程度を測るとみる考え方である。
- 3.CSRとは、投資家に向けて財務情報を開示する手続を指す用語であり、環境や労働への配慮は別の枠組みで扱うとする考え方である。
- 4.CSRとは、企業が利益の追求とあわせて、環境や労働、地域社会などへの配慮を含む社会的な責任を果たすべきだとする考え方である。
解説
正解は4。CSR(企業の社会的責任)とは、企業が利益を追求する一方で、環境や労働、地域社会などさまざまな側面に配慮し、社会の一員としての責任を果たすべきだという考え方である。1は、対象を法令や行政基準の遵守に限っており、CSRが法令の遵守にとどまらない自主的な配慮まで含む点を見落としている。2は、本業と切り離した寄付や社会貢献活動に限定しており、調達や製造のあり方など事業活動そのものが問われる点を捉えていない。3は、財務情報の開示手続にすり替えており、環境や労働への配慮を含む幅広い責任という性格を狭めてしまっている。この考え方を理解しておくと、企業の取り組みを評価する際に利益と社会的配慮の両立という視点を持ちやすくなる。