【問183】eco検定 練習問題|企業経営における環境配慮の位置づけ
各主体の役割(企業の環境経営・行政・市民・金融) 問1/27難易度A(易しい)
問題文
企業にとって環境への取り組みが経営上どのような意味を持つかについての説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.環境への取り組みは事業活動に伴って生じる支出であり、企業の競争力や社会からの信用とは切り離して考えるべき要素とされる。
- 2.環境への取り組みは法令で求められる水準を満たす対応にとどめるのが望ましく、自主的な対応は経営判断の材料にはならないとされる。
- 3.環境への取り組みはコストを伴う一方で、製品や事業活動への信頼を高め、取引先や消費者からの評価や競争力に結びつく要素とされる。
- 4.環境への取り組みは対外的な広報活動の一環にあたり、製品開発や資材の調達など事業活動の中身とは切り離して進める要素とされる。
解説
正解は3。企業にとって環境への取り組みは一定のコストを伴うものの、それにとどまらず、製品や事業活動に対する信頼を高め、取引先からの評価や消費者の選択、ひいては競争力に結びつく経営上の要素として位置づけられている。1は、支出の面だけを取り出して競争力や信用と切り離して考えるとしており、取り組みが評価や信頼を通じて経営に返ってくる面を見落としている。2は、法令が求める水準にとどめるのが望ましく自主的な対応は判断材料にならないとしており、自主的な取り組みが差別化や信頼につながる面を捉えていない。4は、対外的な広報の一環として事業活動の中身と切り離すとしており、実際には製品開発や資材の調達など事業活動そのものに関わってくる点を無視している。この位置づけを理解しておくと、環境への取り組みが単なる負担ではなく経営判断の一部であることを整理しやすくなる。