【問162】eco検定 練習問題|環境マネジメントシステムの運用サイクル
環境政策の原則・法体系・アセスメント 問18/22難易度A(易しい)
問題文
環境マネジメントシステムの運用によく用いられるPDCAサイクルの進め方に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.点検・見直しを先に行ったうえで方針や計画を定め、その後は当初の計画のまま実行を続けていく流れである
- 2.計画・実行・点検・見直しを繰り返しながら、環境への取り組みを継続的に改善していく流れである
- 3.実行した結果をそのまま公表し、点検や見直しの段階を経ずに次の計画へ直ちに移っていく流れである
- 4.方針や計画を定めた後、外部の審査機関が実行から点検・見直しまでを代行して進めていく流れである
解説
正解は2。PDCAサイクルは、方針や目標を定める計画(Plan)、それに沿って取り組みを行う実行(Do)、実行の結果を確認する点検(Check)、確認した内容をもとに見直しや改善を行う見直し(Act)という4つの段階を順に繰り返す進め方であり、一度きりで終わらせず何度も回すことで、環境への取り組みを継続的に改善していく点に意義がある。
1は誤り。点検・見直しを計画より先に置き、その後は当初の計画のまま実行を続けるとしており、段階の順序と、結果を踏まえて計画を見直しながら回す点の両方が実際の進め方と異なる。3は誤り。実行の結果を点検・見直しの段階を経ずに次の計画へ移すとしているが、点検と見直しを省いてしまうと結果を踏まえた改善につながらず、サイクルの趣旨に反する。4は誤り。実行や点検・見直しを組織自身ではなく外部の審査機関が代行するとしているが、これは組織が自ら運用し改善するというEMSの考え方とは異なる。
計画を立てただけで満足せず、点検で気づいた課題を次の計画に反映させ続けることが、環境への取り組みを形だけで終わらせないための鍵になる。