【問159】eco検定 練習問題|環境影響評価におけるスコーピング
環境政策の原則・法体系・アセスメント 問15/22難易度C(難しい)
問題文
環境影響評価の手続における「スコーピング」の説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.スコーピングとは、事業が完了した後に環境影響の有無を検証する最終段階の手続である。
- 2.スコーピングとは、調査・予測・評価の方法を選び、方法書段階で意見を聴く手続である。
- 3.スコーピングとは、事業者が公表する環境報告書の内容を第三者が保証する手続である。
- 4.スコーピングとは、対象事業が手続の対象となるかを事業ごとに判定する手続である。
解説
正解は2。スコーピングとは、環境影響評価の手続の中で、どのような項目についてどのような方法で調査・予測・評価を行うかをあらかじめ選定していく段階を指す。事業者はこの内容を方法書としてまとめ、住民や自治体などから意見を聴いたうえで、実際の調査・予測・評価の方法を固めていく。
1は誤り。事業完了後の検証を最終段階の手続としているが、スコーピングは事業の実施に先立って調査方法を選定する段階であり、事業完了後に行われる手続ではない。3は誤り。環境報告書の内容を第三者が保証する手続としているが、これは公表される環境情報の信頼性を確認する別の仕組みの説明であり、調査方法を選定する段階とは異なる。4は誤り。対象事業に該当するかを事業ごとに判定するとしているが、これは手続の要否そのものを判定するスクリーニングと呼ばれる段階であり、調査・予測・評価の方法を選ぶ段階とは区別される。
何をどう調べるかを事前に絞り込む、いわば調査の設計図を作る段階だと捉えるとよい。