【問158】eco検定 練習問題|公害防止管理者制度
環境政策の原則・法体系・アセスメント 問14/22難易度B(標準)
問題文
工場などにおける「公害防止管理者」の選任に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.公害防止管理者は、行政機関が職員のなかから選んで工場に常駐させる。
- 2.公害防止管理者の選任は、事業者が任意に判断して行う努力義務とされる。
- 3.公害防止管理者は、公害をめぐる紛争を裁定する第三者機関に置かれる。
- 4.公害防止管理者は、対象となる工場の設置者が有資格者のなかから選任する。
解説
正解は4。公害防止管理者制度は、一定の要件にあてはまる工場について、その工場を設置する事業者が、国家試験の合格者や資格認定講習の修了者といった有資格者のなかから公害防止管理者を選び、届け出ておくしくみである。大気や水質などにかかわる公害防止設備の運転や監視といった業務を管理する責任者を工場の内部に置くことで、日常的な管理体制を確保する狙いがある。
1は誤り。行政機関が職員を選んで工場に常駐させるとしているが、選任するのは工場を設置する事業者の側であり、行政が人員を送り込む仕組みではない。2は誤り。事業者の任意の判断による努力義務としているが、要件にあてはまる工場では選任が法律上義務づけられている。3は誤り。紛争を裁定する第三者機関に置かれる職としているが、公害防止管理者は工場内部の管理業務を担う立場であり、紛争を裁く役割ではない。
事業所の内側から公害の未然防止を支える現場の担い手として理解しておきたい。