【問157】eco検定 練習問題|デポジット制度のしくみ
環境政策の原則・法体系・アセスメント 問13/22難易度B(標準)
問題文
飲料容器などに用いられる「デポジット制度」のしくみに関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.購入時に預り金を上乗せし、返却された時点でその預り金を払い戻す。
- 2.販売時に処理費用を上乗せして徴収し、返却の有無を問わず払い戻さない。
- 3.使用済み容器の回収や再商品化に要する費用を、製造した事業者が負担する。
- 4.自治体が排出量に応じた処理手数料を徴収し、ごみの減量を促していく。
解説
正解は1。デポジット制度は、飲料容器などの購入時に預り金(デポジット)を価格に上乗せしておき、使用済みの容器が返却された時点でその預り金を払い戻すしくみである。返却すれば金銭が戻るという動機づけによって容器の回収や再利用が進み、ごみとしての排出を抑える効果を持つ。
2は誤り。徴収した費用を返却の有無にかかわらず払い戻さない内容であり、これは費用をあらかじめ価格に含めて負担させる方式にあたる。返却した人に金銭が戻るという動機づけを欠いている点でデポジット制度とは異なる。3は誤り。回収や再商品化の費用を製造事業者が負う内容であり、これは生産者に使用後の段階まで責任を及ぼす考え方にもとづく費用負担の説明である。4は誤り。自治体が排出量に応じて処理手数料を徴収する内容であり、これは廃棄する側に処理費用を負担させる方式の説明にあたる。
「返せば戻ってくる」という単純な仕組みが、回収率を高める力になっている点を押さえておきたい。