【問156】eco検定 練習問題|政策手法としての自主的取組手法
環境政策の原則・法体系・アセスメント 問12/22難易度B(標準)
問題文
環境政策の手法の分類において「自主的取組手法」にあたる例として、最も適切なものはどれか。
- 1.法令で定めた排出の基準を超えた工場に対し、行政が改善を命じる。
- 2.業界団体が独自に削減目標を定め、加盟する企業が計画的に取り組む。
- 3.環境負荷の大きい燃料に課税し、価格の差を通じて使用を減らしていく。
- 4.製品の環境情報をラベルで示し、購入する際の判断材料として提供する。
解説
正解は2。自主的取組手法とは、事業者や業界団体などが法令による義務づけを待たずに、みずから目標を設定し、その達成に向けて環境保全に取り組んでいく手法をいう。業界団体が独自に削減目標を掲げ、加盟企業が計画を立てて取り組んでいく形は、その代表的な例である。
1は誤り。基準を超えた工場に行政が改善を命じる内容であり、法令で基準や行為を定めて遵守させる規制的手法にあたる。3は誤り。課税によって価格差をつくり使用を減らす内容であり、費用の負担を通じて行動を誘導する経済的手法にあたる。4は誤り。ラベルによって環境情報を伝え選択を促す内容であり、情報の提供を通じて行動を促す情報的手法にあたる。
行政に定められるからではなく、みずから目標を掲げて取り組む姿勢が自主的取組手法の核心である。