【問155】eco検定 練習問題|政策手法としての情報的手法
環境政策の原則・法体系・アセスメント 問11/22難易度A(易しい)
問題文
環境政策の手法のうち「情報的手法」の説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.法令で守るべき基準を定め、違反に罰則を科すことで遵守を確保する手法である。
- 2.環境負荷の大きさを表示や開示によって伝え、受け手が自ら選ぶことを促す手法である。
- 3.税や課徴金による経済的な負担を通じて、行動を環境配慮の方向へ促す手法である。
- 4.排出量の上限を許可証の形で割り当て、その取引を認めることで削減を促す手法である。
解説
正解は2。情報的手法とは、製品や事業者の環境負荷の大きさを表示・開示して伝えることで、それを受け取った消費者や取引先が自ら環境に配慮した選択をするよう促していく手法をいう。義務づけも金銭的な負担も課さず、判断材料を届けることで行動を変えていく点が特徴である。
1は誤り。基準の遵守を罰則によって確保する内容としており、これは行動そのものを義務づけて制約する規制的な手法にあたり、判断材料を届けて選択を促す仕組みとは異なる。3は誤り。税や課徴金という金銭的な負担によって行動を変える内容としており、これは価格を通じて誘導する経済的な手法の説明にあたる。4は誤り。排出量の上限を許可証として割り当て取引させる内容としており、これも費用と利益の関係を通じて削減を促す経済的な仕組みの一種である。
規制でも課税でもなく、情報を伝えることで自発的な選択を後押しする点が情報的手法の要である。