【問154】eco検定 練習問題|環境基本計画の役割
環境政策の原則・法体系・アセスメント 問10/22難易度C(難しい)
問題文
環境基本法に基づいて政府が定める「環境基本計画」の役割に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.環境基本計画は、事業者が守るべき数値規制を直接定める法的拘束力を持つ規則である。
- 2.環境基本計画は一度策定されると見直されることはなく、長期間にわたり同じ内容が維持される。
- 3.環境基本計画は自治体が独自に策定するものであり、政府が定める計画とは別の制度である。
- 4.環境基本計画は政府全体の環境保全施策の方向性を示す総合的な計画として策定される。
解説
正解は4。環境基本計画は、環境基本法に基づいて政府が策定するものであり、政府全体として環境の保全に関する施策を進めていくための総合的かつ長期的な方向性を示す計画として位置づけられる。個別の分野を横断して施策の基本的な方向を定める性格を持つ点が特徴である。
1は誤り。環境基本計画を数値規制を直接定める規則としているが、個々の事業者に義務を課す具体的な数値規制は個別の法令が担うものであり、施策の方向性を示す環境基本計画そのものの役割ではない。2は誤り。環境基本計画は社会情勢の変化などを踏まえて定期的に見直され、内容が改定されていくものであり、一度定めたきり変わらないとする記述は誤りである。3は誤り。環境基本計画は自治体が独自に策定するものではなく、環境基本法に基づいて政府が策定する計画である。
個々の規制ではなく、施策全体の羅針盤としての役割を担う計画だと理解しておきたい。