【問151】eco検定 練習問題|拡大生産者責任(EPR)という考え方
環境政策の原則・法体系・アセスメント 問7/22難易度B(標準)
問題文
環境政策における「拡大生産者責任(EPR)」の考え方に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.拡大生産者責任とは、消費者が廃棄する際の分別を徹底させ、生産者の負担をなくすという考え方である。
- 2.拡大生産者責任とは、原材料を採取する段階までを生産者の責任範囲とする考え方である。
- 3.拡大生産者責任とは、生産者が製品の使用後や廃棄の段階まで一定の責任を負うという考え方である。
- 4.拡大生産者責任とは、製品を販売した小売業者に回収費用の負担を求めるという考え方である。
解説
正解は3。拡大生産者責任(EPR)とは、製品を作った生産者が、その製品が使用され、最終的に廃棄されるまでの段階についても一定の責任を負うべきであるという考え方である。生産段階だけでなく、使用後の回収やリサイクルのしやすさまで含めて生産者に責任を及ぼす点が特徴であり、循環型社会を支える基本的な考え方の一つとされる。
1は誤り。分別を徹底させて生産者の負担をなくすとしており、責任の範囲を生産者側から消費者側へ移す内容になっているため、生産者の責任を使用後の段階まで及ぼすという趣旨とは逆である。2は誤り。責任の範囲を原材料の採取段階までとしており、使用後・廃棄段階へ責任が広がるという核心を欠いている。4は誤り。回収費用の負担者を小売業者としており、製品を設計・製造した生産者に責任を及ぼすという考え方の主体が異なる。
製品を「作って売って終わり」にせず、廃棄後まで見据えた設計を促す考え方として押さえておきたい。