【問149】eco検定 練習問題|規制的手法と経済的手法
環境政策の原則・法体系・アセスメント 問5/22難易度B(標準)
問題文
環境政策で用いられる「規制的手法」と「経済的手法」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.規制的手法は税や課徴金によって費用を負担させる手法であり、経済的手法は法令で基準を定めて義務づける手法である。
- 2.規制的手法は地球環境問題に、経済的手法は地域の公害問題に用いると、対象分野ごとに使い分けが定められている。
- 3.規制的手法は法令で基準や行為を定めて遵守を義務づける手法であり、経済的手法は費用や利益を通じて行動を促す。
- 4.規制的手法と経済的手法は、いずれも事業者の自主的な取り組みに委ねる点で共通し、行政は関与しない手法である。
解説
正解は3。規制的手法は、法令によって守るべき基準や禁止される行為を定め、その遵守を義務づけることで環境負荷を抑える手法であり、公害対策で中心的な役割を果たしてきた。一方の経済的手法は、環境への負荷に応じた費用の負担や、負荷の小さい行動への経済的な利益を通じて、事業者や消費者の行動を環境負荷の小さいほうへ促す手法である。1は税や課徴金を規制的手法、法令による義務づけを経済的手法としており、両者の説明を入れ替えているため誤り。2は対象分野ごとに使い分けが定められているとしているが、そのような区分はなく、いずれの手法も分野を問わず用いられるため誤り。4は両手法を事業者の自主的な取り組みに委ねるものとしているが、これは自主的な取り組みを促す別の手法の説明にあたるため誤り。義務づけるのか、誘い水を用意するのかという違いで整理しておくとよい。