【問148】eco検定 練習問題|未然防止という考え方
環境政策の原則・法体系・アセスメント 問4/22難易度C(難しい)
問題文
環境政策における「未然防止」の考え方に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.未然防止とは、汚染が発生した後に、速やかに原状回復を行うことを最優先とするという考え方である。
- 2.未然防止とは、環境への負荷が大きい事業について、その事後の排出量を集計して公表するという考え方である。
- 3.未然防止とは、影響の生じる仕組みが知られている事柄について、あらかじめ防止策を講じる考え方である。
- 4.未然防止とは、被害が生じた地域を優先して、汚染の除去や自然の再生を進めていくという考え方である。
解説
正解は3。未然防止とは、環境影響の発生する仕組みがある程度科学的に解明されている事柄について、被害が実際に生じる前にあらかじめ防止策を講じておくという考え方である。1は汚染発生後の原状回復を最優先としており、被害が生じる前の対応に重点を置く未然防止とは着眼点が異なるため誤り。2は排出量の集計と公表を内容としており、これは情報の把握や提供に関する仕組みの説明にあたるため誤り。4は被害が生じた地域での汚染除去や自然再生を内容としており、いずれも被害が生じた後の対応であるため誤り。仕組みが分かっている問題については早めに手を打つという発想は、公害対策の基本の一つである。