【問143】eco検定 練習問題|SDS(安全データシート)の位置づけ
地域の環境問題と化学物質 問21/22難易度B(標準)
問題文
化学物質を取り扱う現場で用いられるSDS(安全データシート)に関する説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.SDSは、化学物質を譲渡・提供する事業者が、その有害性や取扱い上の注意を記載して相手方に提供する文書である。
- 2.SDSは、消費者が購入した製品を安全に廃棄するための手順を、自治体が家庭ごとに個別に作成して配布する文書である。
- 3.SDSは、事業者が化学物質の排出量や移動量を国に届け出たことに対して、国が事業者に交付する証明書である。
- 4.SDSは、化学物質を扱う労働者に対する健康診断の結果を記録し、事業者が社内で保管しておく文書である。
解説
正解は1。SDS(安全データシート)は、化学物質やそれを含む製品を他の事業者へ譲渡・提供する際に、その物質の性状、有害性、取扱い上の注意、事故が起きたときの対応などの情報をまとめて相手方に渡す文書である。受け取った側はその情報をもとに、保管方法や作業手順、保護具の選定などを判断できる。2は自治体が消費者向けの廃棄手順を作成するとしており、事業者間の情報伝達というSDSの性格と異なるため誤り。3は届出に対する交付物としており、排出量などの届出を行う制度とSDSの役割を混同しているため誤り。4は労働者個人の健康診断結果の記録としているが、SDSが伝えるのは物質そのものの情報であるため誤り。SDSを確認する習慣は、職場での化学物質の安全な取扱いに直結する。