【問142】eco検定 練習問題|PRTR制度のしくみ
地域の環境問題と化学物質 問20/22難易度A(易しい)
問題文
化学物質の管理に関する制度の一つであるPRTR制度についての説明として、最も適切なものはどれか。
- 1.PRTR制度は、対象となる化学物質の使用そのものを事業者に禁止し、違反した場合に罰則を科す規制の仕組みである。
- 2.PRTR制度は、国が事業所に立ち入って化学物質の排出量を直接測定し、その結果を取りまとめて公表する仕組みである。
- 3.PRTR制度は、家庭で使用された化学物質の量を消費者が自己申告し、市町村が集計して事業者に通知する仕組みである。
- 4.PRTR制度は、対象となる化学物質の排出量や移動量を事業者が自ら把握して届け出て、国が集計・公表する仕組みである。
解説
正解は4。PRTR制度は、人の健康や生態系に有害なおそれのある化学物質について、対象となる事業者が大気・水・土壌への排出量や、廃棄物などとして事業所の外へ持ち出される移動量を自ら把握し、行政に届け出る仕組みである。届け出られた内容は国が集計して公表され、社会全体で化学物質の排出状況を把握できるようになっている。1は使用の禁止と罰則を柱とする規制とみなしており、把握・届出・公表を柱とする制度の性格と異なるため誤り。2は国が立入検査で直接測定するとしているが、把握と届出を行う主体は事業者自身であるため誤り。3は消費者の自己申告を前提としており、届出の主体が事業者であるという制度の枠組みと異なるため誤り。この制度により、身近な地域でどのような化学物質がどれだけ排出されているかを誰でも確認できる。