【問140】eco検定 練習問題|ダイオキシン類の発生場面と削減
地域の環境問題と化学物質 問18/22難易度A(易しい)
問題文
ダイオキシン類が生じる場面とその削減の考え方に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.ダイオキシン類は主に自動車の走行によって発生する物質であり、廃棄物の焼却との関わりは指摘されていない
- 2.ダイオキシン類は廃棄物などの焼却の過程で発生しやすく、燃焼条件の改善によって発生を抑えることが重要とされる
- 3.ダイオキシン類は自然界に元から存在する物質であり、人の活動によって新たに生成されることはないとされている
- 4.ダイオキシン類は環境中で速やかに分解して消滅するため、発生そのものを抑える対策をとる必要性は低いとされている
解説
正解は2。ダイオキシン類は、ものを燃やす過程、とりわけ廃棄物などを不完全な状態で焼却した際に発生しやすいことが知られている物質である。焼却温度を十分に高く保つ、燃焼時間を確保するといった燃焼条件の改善によって発生を抑えることができるとされ、廃棄物処理の現場ではこうした燃焼管理の徹底が削減の基本的な考え方となっている。1は誤り。ダイオキシン類は自動車の走行そのものよりも、廃棄物などの焼却過程で発生しやすいことが指摘されている。3は誤り。ダイオキシン類は森林火災など自然の燃焼によっても生じうるとされるが、ものを燃やす人の活動に伴っても生成されるため、人の活動によって生成されることはないとする説明は適切でない。4は誤り。ダイオキシン類は環境中で分解されにくく残留しやすい性質を持つとされ、発生自体を抑える対策が重要とされている。焼却という身近な行為と結びつけて、燃焼条件の改善が削減の基本であることを押さえておきたい。