【問139】eco検定 練習問題|アスベストと建物解体時の対策
地域の環境問題と化学物質 問17/22難易度B(標準)
問題文
アスベスト(石綿)による健康被害と建物解体時の対策に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.アスベストは吸い込んでから健康被害が現れるまで長い年月を要することがあり、解体時には飛散を防ぐ対策が求められる
- 2.アスベストは吸い込むと直ちに健康被害が現れる物質であり、解体の作業を行う際に特別な飛散防止の措置は求められていない
- 3.アスベストは水に溶けやすい性質を持つため、解体時には水を用いずに乾燥した状態で作業を行うことが求められている
- 4.アスベストによる健康被害は近年になって新たに確認された問題であり、過去に建材として使用された例はないとされている
解説
正解は1。アスベストは細く軽い繊維状の鉱物で、かつて断熱材や建材などに広く使われてきた。吸い込むと肺に長くとどまりやすく、吸い込んでから健康被害が現れるまでに長い年月を要することがあるため、原因の特定や対策が遅れやすい物質とされている。こうした性質から、アスベストを含む建材を使用した建物を解体する際には、繊維が飛び散って周囲に拡散しないよう、事前の調査や飛散防止のための措置を講じることが求められる。2は誤り。健康被害が現れるまでに長い時間を要する点がアスベストの特徴であり、直ちに症状が現れる物質ではない。3は誤り。アスベストは水に溶けやすい性質を持つわけではなく、解体時にはむしろ繊維の飛散を抑えるために散水などが行われることがある。4は誤り。アスベストは過去に断熱材や建材として広く使用されてきた経緯があり、その後健康影響が明らかになった物質である。潜伏期間の長さという性質を押さえておくことが理解の鍵となる。