【問137】eco検定 練習問題|都市化と内水氾濫
地域の環境問題と化学物質 問15/22難易度B(標準)
問題文
都市化に伴う雨水の浸透低下と内水氾濫に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.都市化が進むと地表の緑地や土がむしろ増えるため、雨水が地下に浸透しやすくなり内水氾濫は起こりにくくなる
- 2.内水氾濫とは河川の増水によって堤防が決壊し、河川の水が周辺の地域にあふれ出す現象を指す用語とされている
- 3.舗装面が増えて雨水が地中に浸透しにくくなると、排水が追いつかず市街地に水があふれる内水氾濫が起こりやすい
- 4.都市部で内水氾濫が生じる主な原因は地下水位の上昇にあり、地表の舗装の広がりとは関わりが薄いとされている
解説
正解は3。都市化に伴ってアスファルトやコンクリートによる舗装面が増えると、雨水が地中に浸透しにくくなり、降った雨の多くが下水道や水路に一気に流れ込むことになる。短時間に多くの雨が降ると排水能力が追いつかなくなり、行き場を失った雨水が市街地にあふれる内水氾濫が起こりやすくなる。
1は誤り。都市化が進むと緑地や土の面積は減り、舗装面が広がることで雨水の浸透はしにくくなる方向に働く。2は誤り。河川の増水による堤防決壊などで水があふれる現象は外水氾濫と呼ばれ、内水氾濫とは区別される。4は誤り。内水氾濫は地表の舗装の広がりによる浸透量の低下と排水能力の限界が主な背景であり、舗装状況と関わりが薄いとする説明は適切でない。
都市化による地表の変化が水の流れ方に影響を及ぼすという視点は、豪雨対策を考えるうえでも実生活に結びつけて理解しやすい論点である。