【問136】eco検定 練習問題|シックハウス症候群と室内の空気
地域の環境問題と化学物質 問14/22難易度B(標準)
問題文
住宅などの室内で起こるシックハウス症候群に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.建材や家具などから放散する化学物質が室内にたまることが原因の一つとされ、換気の確保が対策となる
- 2.屋外の大気汚染物質が室内に入り込むことだけが原因であり、住宅の建材や家具は関係しないとされる
- 3.住宅の気密性を高めるほど室内の空気は入れ替わりやすくなるため、断熱性の高い住宅では起こらない
- 4.原因となる物質はすべて特定されており、使用が禁止されたことで現在は問題が解消したとされている
解説
正解は1。シックハウス症候群は、新築や改装された住宅などで、目やのどの痛み、頭痛、めまいといった体調の不良が起こるものをいう。原因の一つとされるのが、合板や接着剤、塗料、家具などから空気中に放散する化学物質である。屋外の汚染とは違って発生源が生活空間の中にあるため、住まい手が換気を意識することが対策として重要になる。
2は誤り。屋外から入り込む汚染物質の影響もありうるが、室内の建材や家具から放散する化学物質が原因の一つとして指摘されており、これらが関係しないという記述は誤りである。3は誤り。気密性を高めると室内の空気は入れ替わりにくくなるため、意識的な換気がなければ化学物質はかえって滞留しやすい。省エネのための気密化と換気の確保は両立させる必要がある。4は誤り。放散量の少ない建材の使用や換気設備の設置といった対策は進んだが、原因物質がすべて特定され問題が解消したとまではいえない。
環境問題というと屋外を思い浮かべがちだが、人が一日の大半を過ごすのは室内である。締め切った部屋で新しい家具のにおいが気になるとき、それは換気のサインだと考えるとよい。