【問133】eco検定 練習問題|地盤沈下が起こるしくみ
地域の環境問題と化学物質 問11/22難易度B(標準)
問題文
地盤沈下が生じるしくみとその性質に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.地盤沈下は地表の温度上昇によって地面が膨張することで生じる現象であり、気温が下がれば速やかに元の高さに戻る
- 2.地盤沈下は火山活動に伴う地殻変動によって生じる現象であり、地下水のくみ上げとの関わりは指摘されていない
- 3.地下水の過剰なくみ上げなどによって地層中の水分が失われ地層が収縮して生じる現象で、一度沈下すると元に戻りにくい
- 4.地盤沈下は季節ごとに地面が上下する自然な変動であり、人為的な原因によって引き起こされることはないとされている
解説
正解は3。地盤沈下は、工業用水や生活用水として地下水を過剰にくみ上げることなどにより、地層に含まれていた水分が失われ、地層そのものが収縮することで生じるとされる。一度収縮した地層は、地下水位が回復しても元の厚みには戻りにくく、地盤沈下は不可逆的な現象として扱われることが多い。1は誤り。地盤沈下は温度による地面の膨張・収縮ではなく、地下水のくみ上げなどに伴う地層の収縮によって生じるとされる。2は誤り。地盤沈下は火山活動による地殻変動によって生じるものとは限らず、地下水の過剰なくみ上げが主な要因として指摘されている。4は誤り。地盤沈下は自然に上下する季節的な変動ではなく、地下水利用など人為的な要因が関わる現象として位置づけられている。一度進んだ地盤沈下は元に戻りにくいという不可逆性を理解しておくと、他の地域の環境問題との違いを整理しやすくなる。