【問131】eco検定 練習問題|土壌汚染の特徴
地域の環境問題と化学物質 問9/22難易度B(標準)
問題文
土壌汚染の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.土壌汚染は汚染物質が地中にとどまり続けやすく、浄化に時間を要し、土地の掘削や売買の際に判明することが多い
- 2.土壌汚染は大気汚染と同じく風によって短期間で拡散するため、発生源の周辺にとどまらず速やかに薄まって消えていく
- 3.土壌汚染は水質汚濁と異なり原因物質が地中で速やかに分解されるため、対策をとらなくても自然に浄化されていく
- 4.土壌汚染は多くの場合に地表の変色や異臭を伴うため、発生した時点ですぐに気づかれて対策がとられていく
解説
正解は1。土壌汚染は、いったん地中に取り込まれた汚染物質がその場にとどまり続けやすく、大気汚染や水質汚濁のように風や水の流れで速やかに拡散・希釈されにくいという性質を持つ。自然の作用による浄化にも長い時間がかかることが多く、しかも地中で起きているために外見からは気づきにくいため、土地の掘削工事や売買・開発といった土地の利用形態が変わる場面で初めて判明することが少なくない。
2は誤り。土壌汚染は地中にとどまりやすく、大気汚染のように短期間で拡散・希釈されるとは言えない。3は誤り。原因物質の種類にもよるが、地中での分解は緩やかであることが多く、放置しておけば自然に浄化されるとは限らない。4は誤り。土壌汚染は地表からは分かりにくいことが多く、掘削や取引の機会がなければ発見が遅れがちである。
土地取引や再開発の際に土壌汚染が問題化しやすい理由を、蓄積して残りやすいという性質と結びつけて理解しておきたい。