【問130】eco検定 練習問題|濃度規制と総量規制の違い
地域の環境問題と化学物質 問8/22難易度C(難しい)
問題文
大気汚染や水質汚濁の防止に用いられる濃度規制と総量規制に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 1.濃度規制は排出される汚染物質の総量に着目し、総量規制は排出源ごとの濃度に着目する考え方である。
- 2.濃度規制と総量規制は同じ着眼点に立つ規制であり、両者を区別して用いる必要はないとされている。
- 3.総量規制は家庭からの排出を対象とする仕組みであり、工場などの事業所は対象外とされている。
- 4.濃度規制は排出口ごとの濃度に着目する考え方で、総量規制は一定地域の排出総量に着目する考え方である。
解説
正解は4。汚染物質の排出を規制する考え方には、工場などの排出口ごとに排出される汚染物質の濃度に着目する濃度規制と、一定の地域全体における汚染物質の排出総量に着目する総量規制とがある。濃度規制だけでは排出源が集中する地域で汚染が深刻化しうるため、地域全体の総量を管理する仕組みが補完的に用いられる。
1は誤り。濃度規制と総量規制の説明が入れ替わっている。2は誤り。一つの排出口の濃度を見るか、地域全体の排出量の合計を見るかという点で着眼点が異なり、使い分けられている。3は誤り。総量規制は工場などの事業所からの排出量を地域全体で管理する仕組みであり、事業所が対象外となるわけではない。
着目する単位が「濃度」か「総量」かという違いを軸に整理しておくとよい。